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失敗しないカーテンの選び方と注文方法  −買う前に知っておきたい知識−

2.ヒダ倍数、巾使い、価格の関係を知ろう



【ヒダ倍数とは?】


カーテンを購入する際に1.5倍ヒダとか2倍ヒダという言葉を必ず耳にすると思います。この数字をヒダ倍数といいます。


1.5倍ヒダとは仮に仕上がり幅1mのカーテンをつくるのに幅1.5m以上生地を使用しているということであり、2倍ヒダとは仕上がり幅1mのカーテンをつくるのに幅2m以上生地を使用しているということです。


ヒダ山の形状は一般的に1.5倍ヒダの場合は2つ山、2倍ヒダの場合は3つ山というつまみ方をします。


見た目は2倍ヒダの方が多くの生地を使用しているため、1.5倍ヒダよりもたっぷりとしたウェーブ感があります。



ヒダの説明


【巾使いとは?】


巾使いとはカーテンの価格に大きく係わる数字です。これをご説明するにはカーテンの縫製の仕方にも触れるため、例を交えながらわかり易くお伝えします。


カーテン生地の幅は一般的に1m〜1.5mです。


カーテンを縫製する際、まず仕上がり幅に合わせてカーテン生地を何枚か継ぎ合わせた状態にします。そのうえで、上記でご説明したようにヒダ山を作りウェーブを出します。


例えば、幅1.5mのカーテン生地を使って、幅2m、1.5倍ヒダのカーテンを作る場合は、生地を2枚継ぎ合わせてからヒダ山を作ることになります。この際継ぎ合わせる枚数=巾使いとなります。2枚の場合は「2巾使い」、3枚の場合は「3巾使い」といいます。



巾継縫製の説明

巾使いは、以下の計算方法で算出できます。

カーテンの仕上がり幅(オーダーする幅)× ヒダ倍数 ÷ 生地幅 = 巾使い(小数点以下切上げ)



【巾使いと価格の関係】


例えば、150cm幅の生地を使い、1.5倍ヒダで幅100cm×高さ200cmのカーテンを1枚つくるのに必要な生地は高さの200cmに上下の折り返し分や生地ロス分など40cmを足して2.4mです。(ただし無地またはリピートのない柄の場合で計算)


ところが同じ条件で幅101cmのカーテンをつくる場合は巾使いが2となり倍の4.2mが必要になります。その場合一般的に縫製代も倍となる為、カーテンの販売価格は2倍となってしまうのです。



1m(カーテンの仕上がり幅)× 1.5(ヒダ倍数) ÷ 1.5(生地幅) = 1巾使い


1.01m(カーテンの仕上がり幅)× 1.5(ヒダ倍数) ÷ 1.5(生地幅) = 1.01 → 2巾使い


たった1cmの違いで価格が2倍になってしまうのです。オーダーするカーテンが微妙な幅サイズの場合は生地により見栄えの違いもあるので一度お店にご相談されると良いかもしれません。


当店では、幅50cm〜112cmまでは1.5倍ヒダでも2倍ヒダでも同価格としております。 それは、巾使いの計算式に当てはめた際にヒダ倍数に関わらず巾使いが同じになるからです。


→ 3.ネットで売られている2通りのオーダーカーテンのからくり
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当店が安いもう1つの重大な理由とは?