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<<失敗しないカーテンの選び方と注文方法>>−買う前に知っておきたい知識− 1.既製カーテン、イージーオーダー、オーダーカーテンの違いを知ろうカーテン購入をお考えの方なら「既製カーテン」「イージーオーダー」「オーダーカーテン」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。 【既製カーテン】サイズを決めてあらかじめ仕上げてあるカーテンです。
〇メリット
1.すぐに持ち帰ることができる。 2.大量生産のため価格が安い。
○デメリット
1.窓にぴったり合わない。 2.生地が限定される。 【イージーオーダー】上部と両サイドがあらかじめ仕上げてあって注文が来てから裾上げをするカーテンです。
○メリット
1.高さを窓に合わせられる。 2.半既製カーテンなので比較的コストが安い。
○デメリット
1.幅は窓にぴったり合わない。 2.オーダーカーテンと製作期間がほとんど変わらない。 【オーダーカーテン】注文が来てから生地をカットして作るカーテンです。
○メリット
1.窓にぴったりのサイズが作れる 2.多くの生地から好きなものをチョイスできる
○デメリット
1.製作に日数がかかる。 2.値段が高い。 2.ヒダ倍数、巾使い、価格の関係を知ろう【ヒダ倍数とは?】カーテンを購入する際に1.5倍ヒダとか2倍ヒダという言葉を必ず耳にすると思います。この数字をヒダ倍数といいます。 1.5倍ヒダとは仮に仕上がり幅1mのカーテンをつくるのに幅1.5m以上生地を使用しているということであり、2倍ヒダとは仕上がり幅1mのカーテンをつくるのに幅2m以上生地を使用しているということです。 ヒダ山の形状は一般的に1.5倍ヒダの場合は2つ山、2倍ヒダの場合は3つ山というつまみ方をします。 見た目は2倍ヒダの方が多くの生地を使用しているため、1.5倍ヒダよりもたっぷりとしたウェーブ感があります。 【巾使いとは?】巾使いとはカーテンの価格に大きく係わる数字です。これをご説明するにはカーテンの縫製の仕方にも触れるため、例を交えながらわかり易くお伝えします。 カーテン生地の幅は一般的に1m〜1.5mです。 カーテンを縫製する際、まず仕上がり幅に合わせてカーテン生地を何枚か継ぎ合わせた状態にします。そのうえで、上記でご説明したようにヒダ山を作りウェーブを出します。 例えば、幅1.5mのカーテン生地を使って、幅2m、1.5倍ヒダのカーテンを作る場合は、生地を2枚継ぎ合わせてからヒダ山を作ることになります。この際継ぎ合わせる枚数=巾使いとなります。2枚の場合は「2巾使い」、3枚の場合は「3巾使い」といいます。 巾使いは、以下の計算方法で算出できます。 【巾使いと価格の関係】例えば、150cm幅の生地を使い、1.5倍ヒダで幅100cm×高さ200cmのカーテンを1枚つくるのに必要な生地は高さの200cmに上下の折り返し分や生地ロス分など40cmを足して2.4mです。(ただし無地またはリピートのない柄の場合で計算) ところが同じ条件で幅101cmのカーテンをつくる場合は巾使いが2となり倍の4.2mが必要になります。その場合一般的に縫製代も倍となる為、カーテンの販売価格は2倍となってしまうのです。 1m(カーテンの仕上がり幅)× 1.5(ヒダ倍数) ÷ 1.5(生地幅) = 1巾使い 1.01m(カーテンの仕上がり幅)× 1.5(ヒダ倍数) ÷ 1.5(生地幅) = 1.01 → 2巾使い たった1cmの違いで価格が2倍になってしまうのです。オーダーするカーテンが微妙な幅サイズの場合は生地により見栄えの違いもあるので一度お店にご相談されると良いかもしれません。 当店では、幅50cm〜112cmまでは1.5倍ヒダでも2倍ヒダでも同価格としております。 それは、巾使いの計算式に当てはめた際にヒダ倍数に関わらず巾使いが同じになるからです。 TOPに戻る 3.ネットで売られている2通りのオーダーカーテンのからくりさて、ここまでのご説明でオーダーカーテンのメリット・デメリット、カーテンの価格設定の仕組みをお伝えしてきました。ここではネット販売されているカーテンについてお話します。 オーダーカーテンを販売するネットショップには2通りのお店が存在します。ブランドメーカーの商品を〇〇%OFFで売るお店と、オリジナル商品をオープン価格で売るお店です。 日本国内には数社の有名カーテンブランドメーカーが存在します。 これらのメーカーと称する会社はカーテン見本帳というツールを作って営業活動を行っておりますが、実はカーテン生地を織る工場を保有していません。 つまり外注工場で作った生地(またはカーテン)に自社のブランドをつけて販売しています。 以前はほとんどの小売店やネットショップはこれらメーカー商品を中心に定価の〇〇%OFFという方法で販売していました。 しかし、近年では皆様ご存知の有名家具店やインテリアショップ、また通販会社がオリジナル商品を作り販売するようになりました。 生産工場はブランドメーカーの使っている外注工場と同じです。さらに中国やベトナムの工場生産を増やしコストダウンをはかっています。 オリジナル商品はブランドメーカーと同じ工場で作っています。品質は変わりません。 ネットショップに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、このようなからくりを知っているとカーテン選びの参考になりますね。 TOPに戻る 4.カーテン選びの失敗例・・・柄合わせをしていないカーテン柄合わせをしていないカーテン
柄合せとは、2枚のカーテンをならべたときに柄が同じ高さになるように縫製する事です。 左:柄合せあり(左右柄の高さが揃っている) 右:柄合せなし(左右で柄の高さが異なる) ※併せてこちらも参考にしてください 5.カーテン選びの失敗例・・・プライバシーが守れない「ミラーカーテン」近年、「プライバシーを守る」というキャッチフレーズで「ミラーカーテン」というレースカーテンの売上が好調です。しかしそのプライバシーを守るはずのミラーカーテンが逆にプライバシーをさらけ出す結果に。。。 これは以前「ミラーカーテン」をご購入いただいたSさん(女性)の実話です。 Sさんは3年ほど前に結婚し、ご主人と暮らす家を建てました。 そして新婚生活を満喫するために全室に評判になっていた「ミラーカーテン」をオーダーで作りました。 さて、いよいよカーテンが出来上がり窓に掛けました。。。すると、、、 なんということでしょう! 窓を開けた途端に自慢の「ミラーカーテン」は風で大きく舞い上がって暴れてしまいます。 結局窓を開けているときはレースカーテンを閉めることができずいつも部屋の中が丸見えだそうです。 さて、どうしてこのような事がおきたのでしょう? 原因は「ミラーカーテン」の組織(編み方)にあります。 「ミラーカーテン」の裏側(外側)は普通のレースカーテンと違い平らな糸で目を塞ぐように編んでいます。 つまり遮蔽効果を高めるために風通しまで悪くなってしまうのです。 風が通らないのに軽いレースカーテンは当然のことながら大きく舞い上がってしまいました。 こうした失敗談は何人も方からお聞きします。 特にマンションのお客様で窓を開けて換気ができなくて困っているという方は多いです。 仕方なく別のレースカーテンを作り直された方もいらっしゃいます。 ついでにもう1つ書き加えておきます。 「ミラーレース」を吊ったお部屋は想像以上に暗いです。 普通の日当たりのお部屋ならお昼でも照明が要るかもしれません。 そうすると電気代もかかりますね。 TOPに戻る 6.間違いだらけのカーテン選びその機能、本当に必要ですか?日本人は「機能付」という言葉に弱いですね。「ミラー」 「遮光」 「防炎」 「ウォッシャブル」 例えば「ウォッシャブル」。 ポリエステル100%の商品はすべてウォッシャブルです。 ウォッシャブルだから高級なんだと勘違いされている人がいらっしゃいますが、綿や麻等と比べたらはるかに安い素材です。プラスティック製品ですから洗えて当然です。 そして「遮光」。 夜働いてお昼に寝るという職業の方はともかくとして、一般のご家庭で完全遮光や1級遮光が本当に必要でしょうか? 特に朝から学校に行くお子様のお部屋に遮光カーテンは体内時計に悪影響もあるのでは。。。 何でも機能が多い方が良いというわけではなさそうですね。 生地は厚手の方が高いの?ドレープカーテンの場合、厚い生地と薄い生地。どちらが高級でしょうか?厚い生地のほうが高いと思っている方がたくさんいらっしゃいます。 答えは使われている糸や素材にもよりますが、一般的には薄い生地の方が高級です。 生地の値段は同じ面積内の「糸の値段」×「糸の本数」で決まりますが、特に重要なのは「糸の本数」です。 「糸の本数」には「タテ糸の本数」と「ヨコ糸の本数」があります。 ジャガード織物の場合、「タテ糸の本数」を多く使用する織機は、機械、紋紙(タテ糸を操作する為の型紙)、成形機(タテ糸を並べて織機にセットする為の機械)、人件費(タテ糸を織機にセットする時間)のすべて高くなります。 そして「ヨコ糸の本数」は「打ち込み本数」ともいい、生産性に大きく影響します。 同じ機械で生地を織るのに、仮に1インチ(2.54cm)の中にに60本のヨコ糸を打ち込んだ生地は30本のヨコ糸を打ち込んだ生地の倍の時間がかかります。 つまり太い糸を使用して少ない本数で織り上げた分厚い織物より、細い糸をより多く使用した生地の方が高級なのです。 そして、このようにコストをかけた薄くて目の混んだジャガード織物は、繊細な柄表現ができるのです。 逆に太い糸をヨコ糸に使用した生地でつくられたカーテンは糸の弾力で横に広がりやすく、綺麗なウエーブができないケースが多くみられます。 TOPに戻る 7.すべての部屋にドレープとレースが必要ですか?日本のマンションやアパートはなぜかあらかじめカーテンレールが2本取り付けてあるケースが多いですね。しかし本当に全室に厚手のドレープと薄いレースカーテンが必要でしょうか? イタリアなどでは多くの家庭でドレープを窓に吊る習慣がありません。 レースまたはシアーと呼ばれる薄手の生地を一枚かけるのが一般的です。 普段就寝に使わないリビングルームにドレープカーテンは必要ですか? ましてシャッター付の窓であればなおさら。。。 2枚買うお金に余裕がある方はレース1枚にお金をかけてみてはいかがでしょう。 まずはレースカーテンだけで生活してみて不便なら後からドレープを購入するという選択肢もあるのでは。 逆に北側に窓がある寝室にレースカーテンは必要ですか? 北窓の場合、調光の必要性はあまりありませんし、もともとその寝室を昼間にどれくらい使用するのでしょう? お昼寝に使用するだけならドレープカーテンだけで十分ではないでしょうか? カーテンを買う前に、窓の方角やお部屋の使用方法をもう一度思い返してください。 もちろんカーテン屋としては全窓2枚買ってもらった方がありがたいのですが。。。 TOPに戻る 8.横使いレースは「裾ウエイトテープ仕上げ」もできます「ウエイトテープ」ってご存知ですか?レースカーテンの裾を折り返さず、チェーンを入れて巻ロックで仕上げる加工方法です。 この仕上げにしますと柄が全体に見える事と、ウエーブが綺麗なるメリットがあります。 ただし欠点もあります。 生地に重めのテンションをかけるためウエイトの上あたりが裂けやすくなるのです。 もちろん1年や2年の使用ではほとんど問題はありませんが、5年6年と長く使っていくとテープの上部が破れやすくなります。 見た目重視か耐久性重視かでご判断ください。 この仕上げは横使いレース(レースランクSWおよびBW)の生地の中で裾に刺繍を施していない商品であれば加工が可能です。 「カートに入れる」を選択後、送付先入力の備考欄に「ウエイトテープ仕上げ希望」とご記入ください。 当店では割増料なしで承ります。 TOPに戻る 9.当店が安いもう1つの重大な理由とは?当店が「楽天市場」や「AMAZON」等のポータルサイトに出店していない!という事です。なぜ?ポータルサイトに出店していないとカーテンが安いの?「楽天市場」や「AMAZON」に出店するには月々の出店料やシステム利用料、手数料や初期登録料等がかかります。 例えば「楽天市場」の場合、 出店時に約6万円、 月々の出店料が約2万円〜10万円 システム利用料が売上の約2〜7%かかるんです。 もしも当店が「楽天市場」にて販売する場合はそれらの経費を商品代に乗せなければならない為、どうしても商品代を高くせざるを得ません。 しかも、こちらの当店の専用ホームページの商品価格も同じ価格にしなければならないのです。 (2重上代は禁止されています) ですから「楽天市場」等に出店しない事で少なくとも10%程度お安く販売することが可能になるのです。 セールでオーダーカーテンを買うとお得?定期的に行われるポータルサイトのセール。とても魅力的です。一般的にセールで安く販売できるのには理由があるのです。 1.カーテン生地を大量仕入れを行うことで原価を下げる。 2.カーテン販売の利益を下げる。 3.廃番などの訳アリカーテン商品を安く仕入れ販売する。 当店では、オリジナルのカーテンを大量に仕入れることで原価を抑えています。 もし当店でセールを行おうとしたら、セールで安く売っても利益が出るように通常価格を高くしておかなければなりません。 当店でセールを行わない理由は、セールで安くできる余力を残していないからです。つまりセールを行わないのではなく「セールを行えない」ギリギリの価格設定をしているのです。 そして訳アリでお買い得なカーテンを仕入れたら、すぐ提供できるよう「アウトレットカーテン」コーナーを常設しています。 当店が他店よりお安いもう1つの大きな理由とは、 1.「楽天市場」や「AMAZON」等のポータルサイトに出店していないから2.いつでもセール同様の価格設定をしているから。TOPに戻る 10.カーテンが届いてから後悔しないために「なんといっても窓にピッタリサイズが一番!」最後に言いたいのはやっぱりこの言葉です。 多少安いからといって窓サイズに合っていないカーテンってどうでしょう? カーテンが届いてから後悔しても遅いのです。 一週間だけ待っていれば後悔しないカーテンが届くのです。 しかも値段も既製カーテン並みの価格で! 併せて読んで欲しいオーダーカーテン選びのヒント コラムカーテン選びのヒント 窓カフェコラム一覧はこちらから▼ |