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カーテンの歴史について



カーテンの歴史についてはこれだけ覚えておきましょう。

カーテンはいろいろな国で様々な生地の使い方で使い始めた為、どこの国が起源かは分かりません。
ヨーロッパでは元々は室内でベッドの目隠し(天蓋)として使用していたようです。
それが世界的に窓にカーテンが広まったのは15世紀頃、ヨーロッパにおいて板ガラスの技術が進みガラス窓が普及したためです。
さて、日本の一般家庭へのカーテンの普及はずっと後になります。
日本でのコンクリート住宅(アパート)の先駆けといえば大正時代後期からあちこちに建てられた同潤会アパート。有名なのは現在の表参道ヒルズの敷地もつい最近までこのアパートでしたよね。
ただしこの時代はコンクリート住宅ではあってもやはりスダレ等がカーテンの役目を果たしていたようです。
カーテンが急激に普及したのは昭和20年代、公団住宅が全国に建てられはじめたと共にです。
当時は紳士服地を織っていた機屋がいっせいにカーテン生地の生産に転業していきました。
その後は高度経済成長と共に一大産業へと発展していったのです。
当時のカーテンはヨーロッパの物とは比較にならないものでした。
初めはコピー商品から始まり徐々に技術を磨き最近はヨーロッパに近づいた事はたしかです。
ただし、日本国内では伸び縮みがなくウオッシャブルのポリエステルが好まれる為、デザインや発色、生地の風合いにおいてはやはりかなわないといえます。
今後日本のカーテンはどこに向かうのでしょう?
天然繊維の復活が楽しみですが。。。



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